PEARL
KAKUDA PEARLS
皇族方や、お気に入りの女優さんが真珠のネックレスをつけている姿に魅せられたことはありませんか?パールとそれを身につけている人の見事な調和は、つける人のセンスと知性を強調し、信頼感や責任感を際立たせ、見る人を魅了します。
なにも高価なネックレスならきれいというわけではありません。
あなたに似合う、良いネックレスを見分けるポイントは、お値段だけでなく、実は別にあります。
着ける人に自信をくれて、また内側から輝くような美しさを引き出してくれる。そんな真珠のネックレスに出会ってもらうために、どうしても伝えたいことをまとめました。
KAKUDA PEARLS
ベーシックなユニフォームタイプと呼ばれるあこや真珠のネックレスは、0.5mm刻みで製作されます。例えば「7.0×7.5mm」とあれば、クラスプ付近(ここをスソと呼びます)から両側約1/4は7.0から7.25mmの珠を使い、ネックレスの約半分にあたる真ん中部分(ここをセンター付近と呼びます)は7.25から7.5mmの珠を使います。
言い換えれば「7.0×7.5mm」の表記があるネックレスは7.0mmよりも小さい珠を使ってはいけないし、7.5mmよりも大きい珠は使っていないということです。売り場で不安になったら、真珠のサイズを測るゲージというものを借りて、クラスプ付近の珠のサイズを測ってみるのもいいかもしれません。
(真珠のサイズはふるいにかけて測るので、最小径が表示サイズを切る場合もあります)。表示よりも小さい珠がたくさん混ざっていたら、考え直した方がいいでしょう。この過程には科学機器が一部導入されていますが、中心は鑑識眼に裏打ちされた繊細な手作業です。80年を越える伝統に磨きぬかれた技術が「大珠の覚田」、「品質と価格に信頼のおける覚田」を築きあげました。
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生きものがつくる真珠ですから、いろいろな形があります。ほとんどの真珠は、中心に軸をもつ回転対称のカタチをしています。回転軸を縦にしたときに、まんまるがラウンド、縦長がドロップオーバル、横長がボタンです。まんまるに近いドロップオーバルやボタンはセミラウンド(セミ)か、オフラウンド(オフ)と呼ばれます。言葉にするとなんだか難しいですが、写真を見てもらうと分かりやすいと思います。
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真珠の色の表現には、ダイヤモンドのような色基準がありません。統一基準がないので、人によって表現の方法がちがいます。ネックレスメーカーが共通の言語で表現しているのは、白、グレイ、クリーム、イエロー、ゴールデンといった、パッと見たときの色合いです。クリーム、イエロー、ゴールデンは黄色の濃さの度合いで区別されます。これらは、とても濃い金色以外は、お値段的には白いものよりも控え目に評価されます。黒蝶真珠は、色のバリエーションがあこや真珠よりも広く、ピスタチオ(殻をむいた中身の鮮やかな黄緑)やピーコック(干渉色を伴う鮮やかな緑)などいろいろありますが、あこや真珠では基本的に、この黄色のグループと白のグループ、グレイ(ブルーを含む)の3種類が大まかな分類になります。
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真珠の価値基準の多くは、「マキ厚」によって左右されます。マキというのは、貝が体内にどれぐらい真珠層を巻きつけたかを指します。マキにはいろんな条件のちがいで差がでてきます。一般的には、養殖期間が長ければマキも厚くなります。マキはそれだけではなく、核を貝に入れる際の技術や、仕様する貝のコンディショニングを含む養殖技術、水温やプランクトン量などの海の状態にも大きく左右されます。つまり、貝の気持ちになって貝を育てることができたら、しっかり巻いたよい真珠になります。
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真珠の評価基準の中で、注意深く見ればだれでもわかるのが「キズ」です。真珠のなめらかな肌が少しでも乱れていれば、人によってはそれを「キズ」と呼びます。真珠の商いに携わる人達は、色やカタチ、テリ、マキ、サイズ等の評価要素の中で、キズやカタチにおいては妥協して、テリやマキが真珠にとって、最も大切と考えるからです。しかし「キズ」にもタイプがあって、「見逃してもよいキズ」と「見逃してはいけないキズ」があります。